【ボート】好素質そろいの129期・若林樹蘭に今後大注目!
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ボートレーサー養成所(福岡県)で行われる修了記念競走には、過去4回ほど行ったことがある。女子の喜多須杏奈(徳島)が優勝した110期。A1まで上り詰めている安河内将(佐賀)が制した111期。安河内健(佐賀)と原田才一郎、中亮太(ともに福岡)がいる122期。そして逸材そろいと言われている129期も取材に行った。
やはり取材に行った期の選手は他の期よりも気になるもの。特に直近で取材した129期の選手が、どういう走りをしてるかは本当に気になる。教官評が高かった藤原碧生(岡山)が真っ先にブレークを果たすと、竹間隆晟(大阪)が6月浜名湖のデイリースポーツ杯でデビュー初優出。そして今回紹介する若林樹蘭(20)=東京・129期・B1=も、6月多摩川のデイリースポーツ杯でうれしいデビュー初優出を果たした。
若林が優出した多摩川のデイリースポーツ杯は毒島誠、椎名豊(ともに群馬)、中島孝平(福井)、稲田浩二(兵庫)、守屋美穂(岡山)などSG常連が集まった開催だった。「このメンバーでデビュー初優出できたのは自信になりますね」と笑顔がこぼれる。
多摩川の次節には西の聖地であるボートレース住之江に初見参。「ここはグランプリを行うレース場なので、乗れるように慣れておかないと」と未来を見据えるビッグは発言。連日、精力的に試運転を繰り返していたのが印象的だ。そのシリーズでも準優に進出と好戦。握りっぷりのいいレースが多く、大物感を漂わせていた。
若林は6兄弟の末っ子。そしてJRAの騎手学校を途中退学した5番目となる兄・若林麗(東京)が、132期でデビューしたこともプラスになっている様子。「今は選手ではない4男と麗と3人で住んでます。兄に負けられないとかはまだないけど、情報交換できることが大きい。4男もしっかりレースを分析してくれる」と好環境に笑みがこぼれる。
今後の目標はまずA級に上がること。「今期が理想だけど、来期までには最低でも上がりたい。そして最終的にはSGを勝つこと。そのためにもこれから兄とともに精進してきます」と表情を引き締める。整った顔立ちで今後は人気が出ることは間違いない逸材。ボート界の頂点までノンストップで駆け上がってもらいたい。(関西ボート、競輪担当・高谷和宏)




