【ボート】女子レーサーの熱心なファンに感心

 「ボートレース記者コラム・仕事 賭け事 独り言」

 毎週金曜日に連載している「ももいろレーサー図鑑」。なでしこ大図鑑から続く企画で、毎週女子レーサーを紹介している。その中では、一般戦では見られない盛り上がり方を見せる女子戦の選手紹介や入り待ち、出待ちにスポットを当てて1年間取り上げてきた。

 とにかくレース場に駆けつけている熱心なファンには驚かされる。JRAの競馬担当時に思い出されるのは、G1当該週の水曜日に栗東トレーニングセンターで行われた「公開調教」。平日の夜明け前にもかかわらず、募集定員がいっぱいになるほど、ファンが集まる人気企画があった。

 しかし、ボートファンの熱気は、それを上回っているのではと感じている。特に女子選手ファン。前検日の入り待ちは、誰が何時に来るかは分からないのに、朝早くからレース場の通用門で待ち続ける忍耐力。もちろん、前検日が休日とは限らず、平日の方が絶対的に多い。そんな中、全国いろんなところで顔を見るファンもいる。記者も女子担当としていろんなところに行っているが、こちらは仕事。身銭を切っての行動力には、本当に感心させられる。

 そんな熱心なファンの思いは、選手にはしっかりと伝わっている。どの選手もわざわざレース場に足を運んでもらうことに、感謝の言葉しか出てこず、時間の都合でしっかりと対応できないことを申し訳なくも思っている。

 28日から3月5日には、宮島ボートでファン待望の第1回「レディースオールスター・G2」が開催される。ファン投票で選出された女子選手が勢ぞろいとあって、27日の前検日の入り待ちは、これまでにない盛り上がりを見せることは間違いない。ファンもそうだが、記者も女子担当として、この大会の成功を心から祈る。(関西ボート担当・安藤浩貴)

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