遠藤エミ、強気攻めで次代の女王候補

 【第59回】遠藤エミ(24)=滋賀・102期=

 次代の女王候補と評判が高いのが今回紹介する遠藤エミ。多くの女子選手に「これから伸びる若手は?」という質問をぶつけて、一番多く名前が挙がったのが彼女だ。

 最大の魅力は強気に仕掛けるレーススタイル。デビュー初Vを飾った12年11月の鳴門W優勝戦で3コースから山川美由紀、寺田千恵の女王コンビをまくりで沈めると、今年4月の蒲郡女子リーグでもインに座った賞金女王・三浦永理をまくって優勝。本人は「攻めるレースがもっとしたいんですけど…」と話すが、1Mでの攻撃力は若手ではズバ抜けた存在だ。

 それでも、陸の上ではかなり控えめな性格。「趣味?あまりないですね。蒲郡で優勝する前に同期の樋口(由加里)さんとハワイに行ったけど、普段は家でゆっくりしてるかも…。好きな男性のタイプ?記事にするんですか?だったら恥ずかしくて言えません…」と、今時の女の子とは思えない純朴な姿も魅力的。

 「姉(遠藤ゆみ・107期)に(やまと学校受験を)誘われるまではパン屋でアルバイトしていて、ボートの事は全く知らなかった」と話す彼女が、デビューから5年でA1昇格を果たした。さらに初の女子王座(8月6~11日・鳴門)出場切符もゲット。進化の止まらない24歳に今後も注目したい。

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