【児島G1コラム】一丸となって盛り上げた児島キングカップ 優勝戦の資金は地元ワンツーで稼ぐ

 今節は全国から大勢の取材陣が集まった。と同時に、記者室には全国のおいしいお菓子がズラリ。私は常駐記者として日々の任務に追われる毎日。毎朝ポット2つにお湯を沸かし、お菓子がなくなれば調達。ゴミを分別し、資料をコピーして配る。自分の仕事を始める前に、すべきことが山ほどあった。だが、自分が出張に行った場合は逆の立場でお世話になるのだ。関係者の皆さんは、全国から送られてくる大量の横断幕を対岸に飾り、コロナ禍後の来社に備えて手土産の準備もされていた。今大会の成功を願い、皆が一丸となって取り組んできた。

 取材現場では検温とマスク、フェースシールドの着用は義務づけられているが、ピットへの立ち入りが厳しく制限されていた6月のSG・グランドチャンピオンとは雰囲気がまるで違う。取材者の人数が多いことが気になり、前検日に選手班長の森定晃史に相談をした。記者のまとめ役となる私と、選手をまとめる森定は似たような立場。自分の仕事と同時進行で雑務もこなさなくてはならない。森定は「コロナもだいぶ落ち着いてきたことですし、気をつけながらでいいでしょう」と判断。今回は選手サイドも取材に協力的でとても助かった。

 地元勢は森定を含めて5人が準優へ進出。準優前に「試運転で転覆!」の放送があり、森定はダッシュで現場に向かっていた。動きがとにかく早い。班長としての役目を果たしながら、直前までペラの調整も行っていた。準優12Rは地元3人が4、5、6着と残念な結果だったが、追い上げて4着だった森定は悔しさの中にも充実した表情。「回転の上がる12Rを見越して調整はドンピシャだったんですけどね。岡山勢も頑張ったし、いいシリーズだったと思う。僕自身も楽しめた。最終日も盛り上がって欲しい。あとは、カヤ(茅原悠紀)に全てを託す」とニヤリ。そばにいた茅原は「え~」とのけぞって笑いながら、先輩の思いをしかと受け止めた様子だ。皆が一丸となって盛り上げた今大会。最終日は地元勢が勝って勝って勝ちまくり、優勝戦の茅原に全てを託す。

 11R 優勝戦直前の特別選抜A戦は渡辺和将&森定晃史の地元ワンツー。①=⑤流し。

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