天国のハルウララへ、感謝の歌声 難病の車いす女性、境遇重ね

 高知競馬で113連敗してブームになったハルウララが2025年9月、空へ旅立った。難病の脊髄性筋萎縮症で車いす生活を送る女性は「負け組の星」と自身を重ね、勇気をもらってきた。「自分らしく生きることが命の意味だと教えてくれた」。午年の幕開けを控えた25年末、感謝を込めた歌声を天国へ届けた。

 東京都足立区の田中恵子さんは04年のレースを最後に名前を聞かなくなり「用なしだと処分されたのでは…」と不安が募った。

 各地を転々とし、千葉県の牧場に引き取られていたと分かり安堵した。

 「誰かの支えなしに生きられない私も負け組なのかな」との悩みを吹き飛ばしてくれたのが、牧場で触れ合ったハルウララ。「人間に強いられた運命に屈した様子はなく『私は私よ』と示していた」

 安らかに眠ってもらうため歌を届けようと決意。音楽教室に通い、未経験から練習を重ねた。

 12月28日、都内のライブハウス。田中さんは「生きる勇気をくれた」と感謝を伝え、競馬が題材の2曲を歌いきり、こう語った。「勝った馬だけでなく、負けた馬もみんな穏やかに生きてほしい」

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