【競輪】嘉永泰斗が寬仁親王牌でG1初制覇 2角まくりで決めた「あんな絶好の展開が回ってくるなんて」

 「寬仁親王牌・G1」(26日、前橋)

 熊本の逸材が、ついにビッグタイトルを奪取した。嘉永泰斗(27)=熊本・113期・S1=が吉田拓矢(茨城)-恩田淳平(群馬)の後位3番手から最終2角でスパート。直線入り口で抜け出し、初のG1決勝進出でいきなりVの快挙を成し遂げた。熊本勢としては中川誠一郎の2019年高松宮記念杯(岸和田)以来のG1制覇。後方から追い込んだ松本貴治(愛媛)が2着に入り、古性優作(大阪)は嘉永の後位から進めて3着に入った。

 嘉永がG1初決勝でいきなりVの快挙をやってのけた。「うれしいのと、まだ信じられないのと」と表彰式が終わってからの共同会見でも目を白黒。自らの大仕事を、まだのみ込めていない様子だった。

 単騎で挑んだ決勝。初手は最後方も前にいた吉田-恩田に続くと、その関東ラインが前に出切って3番手の絶好位が手に入る。そのまま吉田が先行する形となり、きっちり追走から抜け出した。「単騎だし、仕掛けどころを間違わずに自力を出せればと思っていた。この舞台で、あんな絶好の展開が回ってくるなんて」。自分に向いた展開を冷静にモノにしてみせた。

 デビューから7年での初タイトルに「長かった」と振り返る。G1の厚い壁に阻まれた上に「去年、その前と調子を落として、苦しい時期もあった」と吐露。デビュー時から大きな期待を背負っていたこともあり、ようやくという思いの方が強いようだ。

 最大目標に置いているのは地元の熊本で開催されるG1・全日本選抜(26年2月20~23日)。そこを目指しながら、春から練習の強度を上げてきた。「オールスター(函館)くらいからかみ合ってきた」と、上り調子の中で今回のG1制覇につなげた。その大目標へS級S班として挑むことが決定。「責任のある位置。考えて練習からやっていきたい」と意気込んだ。

 その前にグランプリ(12月30日・平塚)も待っている。「そこはまだ、頭の中で考えられていない。家に帰ってから」と控えめだったが、今の充実ぶりなら年末にもう一発あっても驚けない。

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