「江戸川６３４杯　モーターボート大賞・Ｇ２」（１４日、江戸川）

　須藤博倫（４８）＝埼玉・８３期・Ａ１＝が初日２Ｒを６コースから道中粘りの走りで２着と好走。大外枠で８点確保と大きな１走となった。「朝イチで足の把握ができていない状況なので大きい。下がる感じはなかったし、１Ｍの動きは良かった」と表情を緩めた。

　初日の１０月１４日は４８歳の誕生日。「Ａ２に落ちてしまうけど、まずは来年Ａ１に戻るということは当たり前。ＳＧとか大きい舞台はもちろんですけど、泥くさくコツコツやって、全国の４８歳に届けたい」と気持ちを入れた。

　ボートレース界で大人気の“ポンコツ会”の会員でもあり、今年は西山貴浩（福岡）がＳＧ初制覇を果たすなど、会員の活躍が光る。「なんだか（ポンコツ会に）認めていただけていますね。ただ、みんな仕事に対してはすごく真面目。飲んでいる時は仕事の話はしないですけど、現場ですごいんです。特に西山はカメラが回っている時はあんな感じだけど、誰よりも真面目なんです。レース以外でも月の半分近くトークショー回りだったりと、レースじゃないところでもボートレース業界を盛り上げていますよね」と自分のことではなく、ポンコツ会のメンバー、そして西山を褒めちぎっていた。

　須藤自身も誰もが認める人格者。４８歳の一年は自身の成績はもちろん業界全体を盛り上げてくれるはずだ。