【ボート】戸田SG 11回目のSG優勝を飾った池田浩二

 「グランドチャンピオン・SG」(29日、戸田)

 池田浩二(47)=愛知・81期・A1=が圧倒的な逃走劇を演じた。インからコンマ13のトップスタートを決めて1周1マークを先マイ。バックでは中田竜太(埼玉)の猛追を難なく退け、1周2マークを先に回って決着をつけた。

 「ホッとしている。ただ、5日目からズレている感じがあったし、1周1マークは理想のターンではなかった」と反省しきりだった。

 SG制覇は3年ぶり通算11回目。現役では瓜生正義(福岡)、石野貴之(大阪)と肩を並べ、現役最多の松井繁(大阪)に1差とした。グランドチャンピオンはSG初Vを飾った2003年まるがめ、2022年からつに次いで3回目。そして戸田では初の優勝で23場目(残すは若松のみ)、通算でも99回目となり、全24場制覇と通算100回目の優勝に王手をかけた。

 40代後半になっても、常にハイレベルはレースを続けてきた。今年は一般戦1回しか優勝がなかったせいか、前検では「最近はあまり調子が良くない」と話していたが、浮上のきっかけをつかんだのは間違いない。

 「この年になってSGを勝てると思っていなかったし、ましてや選考順位1位から優勝するなんて」と余韻に浸っていた。

 賞金ランクは前日の8位から2位にジャンプアップ。次節のG2・第7回全国ボートレース甲子園(7月8~13日・びわこ)はもちろん、SG・第30回オーシャンカップ(7月22~27日・徳山)でも主役の一人として大暴れしそうだ。「オーシャンカップはまだ勝っていないので、どうせなら獲りたい」とニヤリ。巧みなハンドルワークと緻密な整備力を駆使し、ここからギアを上げて年末の大一番まで突っ走る。

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