【競輪】郡司浩平が岐阜全日本選抜V 番手から抜け出して3回目のG1制覇 「ラインに助けられた」

 トロフィーを手に笑顔を見せる郡司浩平
 トロフィーを手に笑顔を見せる郡司浩平
 優勝した郡司浩平は仲間に胴上げで祝福される
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 「全日本選抜競輪・G1」(12日、岐阜)

 1番人気に推された郡司浩平(33)=神奈川・99期・S1=が北井佑季(神奈川)目標から直線で抜け出して1着。2021年2月の全日本選抜(川崎)以来となる通算3回目のG1Vを飾り、優勝賞金4000万円(副賞含む)を獲得。さらにKEIRINグランプリ2024(12月30日・静岡)の出場権を一番乗りで手にした。2着は清水裕友(山口)、3着には北井が入った。

 最後はラインの結束力を見せた。郡司がゴール前勝負を踏み勝って3回目となるG1優勝をつかみ取った。「ホッとした気持ちとうれしい気持ち。ラインに助けられての優勝だと思うし、自分の力だけでは、ここに立てていなかった」と仲間に感謝しながらVを喜んだ。

 今節は自力戦だった初日特選は力を出し切れずに消化不良のレースに終わり、番手戦だった2次予選、準決も、らしくないレースが続いた。「何もできずに終わるレースはこれからなくしていきたいし、勝ち上がりの面でも反省しかない」と内容には不満も残ったが、自身を含めて最後はライン全員がしっかりと自分の仕事をこなして最高の結末を作り上げた。

 昨年はG1で苦戦が続き、今年からS級1班に陥落したが、一発目のG1で優勝を飾り、年末のグランプリ出場権を獲得。来年のS級S班復帰も早々に決めた。「今年に向けて気持ちを入れ直せて、体調も自転車の出も良く自信を持ってここに来られた」と、本来の姿を取り戻してすぐに結果を出してみせた。

 「地元の平塚オールスター(8月13~18日)を目指してやっているので、そこをピークに持って行けるように。そして南関勢を引っ張って、一人でも多くグランプリに乗れるように頑張りたい」と今後の戦い方を見据える。地元G1での活躍、そして地区の主軸として仲間をけん引しながら強い南関勢を作り上げていくつもりだ。

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