【オート】森且行が事故後、競走車で初練習 第一声は「あ~、きつい」

 落車事故以来、初めての走行練習をした森且行(撮影・佐々木彰尚)
 走行練習前、リラックスした表情を見せる森且行(撮影・佐々木彰尚)
 走行練習に向かう森且行
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 昨年1月にレース中の事故で、骨盤と腰椎骨折の重傷を負い、復帰に向けてリハビリ中の森且行(48)=川口・25期=が12日、川口オートレース場で、事故後初めて競走用バイクに乗り、練習走行を行った。

 1年5カ月ぶりに、ホームの川口で愛車のハカに乗り、12時30分から競走路を9周半して、右足の踏ん張りや体感を確認した森の第一声は「あ~、きつい」だった。

 「左足がきつい。右足の踏ん張りが心配でしたが、それは何とかなりそう。左足が上がらない。たぶん骨盤なんでしょうね」と首をかしげた。

 「でも全開できたし1走目としてはまずまず。足りない部分が見つかったのも良かった。川口の走路改修後(12月以降)に最低3節、下手すると5、6節練習参加しないと。でも、何とか乗れたので、来年1月の地元復帰を目指して頑張ります」と決意を語った。

 コメント後に2回目の練習に出たが、小雨が降って滑りやすい走路になったので、2周半で断念した。「危険と判断したのでやめました。明日からも良走路なら、なるべく練習に出たい」と意欲的。

 練習参加は開催中の前検日から最終日まで、出場選手に交じって競走路で練習走行に参加できるもの。森は体調が良ければ、13日から16日の4日間も、レース前の朝練習、レース後の夕方練習、レース間の決められた時間(通常は4Rと8Rの発売中)に練習を行う予定。

 同選手は2021年1月24日の飯塚オート11Rで、落車事故(被害)に遭い、生死をさまよう重傷を負った。車イス生活や、現役引退も覚悟したが、復帰への思いが強く、懸命にリハビリを続けてきた。今回の練習参加で、ある程度は復帰のメドが立ちそうだ。

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