【日本ダービー】ジオグリフ 2冠制覇へ万全 皐月賞から超回復 木村師「馬のすごさを実感」

 「日本ダービー・G1」(29日、東京)

 放牧を挟んで11日に美浦トレセンへ帰厩した皐月賞馬ジオグリフ。その姿を見た木村師は、改めてこの馬のすごさを実感したという。「抽象的な表現になりますが、帰ってきたジオグリフを見て感動しました」。

 クラシック第1弾はまさしく激闘だった。「ハードワークで皐月賞に臨み、レースが終わった週明けに馬服を脱がした時は、走ってきたなという体つきをしていて、G1を勝つのは大変なんだなという状態でした」。しかし、しばしの休息を経て陣営が想像した以上の超回復に成功。「毛ヅヤは良く、馬が自信を持って歩いている。そんな雰囲気です」。ここにきて栗毛の馬体は一層たくましさを増している。

 舞台は未知の東京芝2400メートル。「先日、ジオグリフのお兄さんが東京で強い勝ち方をしました。距離は皆さんがご存じだと思います」。距離適性については明言は避けたものの、14日の東京10Rで父モーリスのアルビージャ(牡4歳)が緑風S(3勝クラス・芝2400メートル)をV。血統的にこなせる下地は十分に備わっているとみている。

 無論、2冠制覇が簡単ではないことは承知の上。決戦に向けて「ダービーにいい状態で持っていくという、私たちの目標はブレることはないです」と意志表明した。厩舎が一丸となって挑む競馬の祭典。その先に最高の結果が待っていると信じている。

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