【ボート】土屋智則がとこなめ周年V イン逃げで2回目のG1制覇
「トコタンキング決定戦・G1」(30日、とこなめ)
1号艇の土屋智則(37)=群馬・97期・A1=がインからコンマ06のトップスタート(S)を決めて逃げ切り快勝。2回目のG1優勝を飾り、賞金1000万円を獲得した。2着は4コースから差した瓜生正義(福岡)。3着争いは柳沢一(愛知)が田中和也(大阪)に競り勝った。
シリーズを通して圧倒的な強さを見せつけた土屋が最後まで主役の座を譲らなかった。優勝戦も強力な舟足を生かし、あっさり決着をつけた。「Sはバッチリ行けたし、ターンに集中してしっかり回れた」と納得の表情を見せた。
2連対率が50パーセントを越える好素性の34号機を武器に予選トップ通過から準優、優勝戦も1号艇で人気に応えてVロードを突き進んだ。「2日目には出足と回り足が仕上がっていた」と、充実した表情で振り返った。
今年から進入のスタイルを変え「レースのグレードを問わず、コースを取って勝負する」と意識改革をした。それが好結果につながった。そして「12月に向けてこの調子でいきたい」と、グランプリ初出場への意欲を示す。メンタル面を強化した土屋の今後の活躍が楽しみになってきた。





