【オート】川口のスーパースター王座決定戦は青山周平が3連覇 3年連続4回目の賞金王
「スーパースター王座決定戦・SG」(31日、川口)
青山周平(37)=伊勢崎・31期=が3連覇を達成-。2番手追走の青山が、2周3角で黒川京介を差して快勝。3年連続で4回目の大会制覇を飾った。SGは今年2回目、通算10回目の制覇。今年の獲得賞金は1億円を越え、3年連続で賞金王に輝いた。2着に黒川、3着には鈴木圭一郎が入った。
3年連続で1枠から逃げ切った青山。今年はやや不振だったトライアルの平均得点が3位で、1枠はないかに思えた。しかし、1位の鈴木が3枠、2位の黒川が4枠を選択し、青山に幸運の1枠が舞い込んだ。この駆け引きで、勝利の女神が青山にほほ笑みかけた。
レースは1回目のSで伊藤がF。2回目は黒川が4枠から好ダッシュでまくって逃げ、青山は2番手。2周3角で青山が黒川を差して、そのまま押し切った。Sで遅れた鈴木は5番手から素早く3番手に上がったが、2人には届かなかった。
「本当に信じられない。不安が大きかったんですが、レース前に岩田(裕臣)君が手伝ってくれて、最高の状態で迎えられました。Sで行かれることは想定内。早めにかわそうと思いました。最後まで必死でしたよ」と夢見心地の青山。
今年はSG優勝回数も、獲得賞金も、勝利数も鈴木にリードされていたが、土壇場で巻き返した。SG優勝は2回で鈴木に並び、獲得賞金は2019年に続く2回目の1億円突破で、3年連続4回目の賞金王に輝いた。
新年は6日から地元の伊勢崎で開催されるG1シルクカップに出場の予定。早川、高橋貢、伊藤信、佐藤貴、黒川らを相手に、不動の主役としてスタートする。




