【菊花賞】馬場状態から浮上するのはこの馬だ

 「菊花賞・G1」(24日、阪神)

 阪神競馬場がある兵庫県宝塚市の24日の天気予報は終日晴れ。パンパンの良馬場で争われそうだ。土曜の阪神9R兵庫特別(芝2400メートル)こそ、超スローがたたってV時計は2分26秒3と遅めだったが、同3R(芝1800メートル)では、1分46秒9と2歳未勝利戦としては速い時計をマークしていた。先週に比べて時計の出やすい馬場と言えそうだ。スローペースなら3分5~6秒台、流れが速くなれば3分5秒を切る決着も考えられる。

 前日の段階では全体的に好位勢の活躍が目立っていた。直線に向いて馬を意識的に外に出すようなジョッキーは少なく、内も外も伸び、前がなかなか止まらない馬場という印象。極端な追い込み馬には、厳しいコンディションだ。ある程度、流れに乗って運べるタイプを狙うのがポイントだろう。

 タイトルホルダーの一変に期待する。前走のセントライト記念は13着と大敗したが、直線で行き場を失う不利があったのが原因。2枠3番という内めの絶好枠を引いたことで、今回も道中はロスなく先行できそうだ。

 前走のレース内容を踏まえ、勝負どころでは自ら積極的に動き、スムーズな競馬を心がけるはず。19年菊花賞5着馬メロディーレーンの半弟で、心肺機能は高く、スタミナは豊富。叩いた今回は、息の持ちもさらに良くなっている。前が止まらない今の馬場状態をフルに生かして好位から早めに抜け出し、力強く押し切るレースが期待できる。

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