「一般戦」（２日、宮島）

　藤山翔大（３０）＝大阪・１０４期・Ａ１＝が優勝戦をイン逃げで快勝。予選からトータル１０連勝の完全Ｖを達成した。宮島では１６年５月の西島義則（広島）以来で、今年は１月の井口佳典（津）３月の坪井康晴（浜名湖）以来３人目。藤山自身は通算５回目のＶを大偉業で決めた。

　圧倒的な舟足で最後も他艇を寄せ付けなかった。スタートはコンマ１７と６番手だったが、そこから伸び返して１マークを先マイ。あとは突き放す一方の完勝に「メッチャ緊張しました。バランス型にしたのに、伸び型の人より展示タイムが出ていた。銀河系イチ出てましたね」と、３６号機に感謝しきりだった。

　今年だけで４回目の優勝。「１１月にデビューする新人の子が、（弟子として）僕に付くことになるかもしれないんです。なのでしっかりしなきゃと思って」。偉業達成で未来の“師匠”としての箔（はく）を付け、さらなる飛躍につなげる構えだ。