【アフター5スター賞】村神様はワールドリング推し 「開花の時を迎え、ここを目標に順調そのもの」

 「アフター5スター賞・S3」(7日、大井)

 距離短縮で開花の時を迎えつつある3歳馬ワールドリングに◎を打つ。

 クラシック戦線では善戦止まり。東京ダービーも8着に終わったが、地元・船橋でのデビュー戦V(1000メートル)以来のスプリント戦となった、前走の優駿スプリントで一変。序盤は先行馬を見ながら好位で待機。直線で外へ持ち出すと、ラスト200メートル過ぎで先頭へ。ラスト3Fはメンバー最速の37秒4で2馬身差の完勝。重馬場で、逃げ馬と2番手が3、4着に残る流れを力でねじ伏せ、初めてのタイトルを獲得した。

 「前走はいい内容だった。距離適性に関しては分からないけど、長いところの馬じゃないね。それに右回りの方が走りがいい」と張田京師。明言こそしなかったが、スプリント舞台への手応えはつかんでいるようだ。

 間隔はあいたが、前走後はここを目標に順調そのもの。併せ馬を含めて、十分過ぎるほどの追い切り本数を消化してきた。「動きも問題ないし、仕上がりはいいと思う。ここへきて、調教でも動くようになってきたし、馬は確実に良くなっている」と愛馬の成長ぶりに目を細める。

 初めての古馬相手。しかも連覇を狙う、昨年のJBCスプリントの覇者サブノジュニアも参戦。簡単な壁ではないが、今回は4キロの斤量差がある。狙い澄ました一戦。若さと勢いで古馬も撃破で重賞連勝だ。トレーナーがスプリント適性を確信する時が来る。単勝(10)。

(デイリースポーツ・村上英明)

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