【キーンランドC展望】メイケイエールが得意の6F戦で復活だ

 サマースプリントシリーズの第5戦で、1着馬にスプリンターズS(10月3日・中山、芝1200メートル)への優先出走権が与えられるステップレース。直近10年で目立つのは、牝馬の活躍で7勝、2着4回、3着6回と、牡馬を上回る活躍ぶり。『夏は牝馬』の格言通りの結果を残している。なお、13年は函館で行われた。

 メイケイエールがスプリント路線から再出発する。小倉2歳S、ファンタジーS、チューリップ賞と重賞3勝の実績は世代屈指だが、前走の桜花賞では道中から行きたがって、制御が利かず18着惨敗。折り合い面が課題なのは明白だ。その点、落ち着いてレースに臨める滞在競馬はプラスに働くはず。負け知らずの芝1200メートルで能力全開といく。

 昨年のスプリンターズS13着後に骨折が判明し、休養していたダイアトニックが復帰する。1週前には栗東坂路で4F52秒8-12秒1。長期休養明けを感じさせない走りを見せた。昨年の当レースは道悪や酷量と厳しい条件が重なり、15着と大敗したが、本来は重賞2勝に加えG1・3着の実力馬。1年越しのリベンジを果たす。

 同舞台で行われた函館スプリントSで3着に好走したミッキーブリランテ。道中1、2番手の馬がそのままゴールする典型的な前残りの決着。その流れを中団から差し込み、首、鼻差まで迫ったように強い競馬をしている。スプリント戦の流れにも2度目でしっかり対応し、結果を出せたのは収穫。展開次第では重賞Vのシーンも十分だ。

 葵Sを13番人気で制して波乱を演出したレイハリア。2番手追走から、そのまま押し切って、3連勝で重賞初Vを飾った。3歳牝馬で軽量51キロは大きなアドバンテージで、1週前には函館Wの併せ馬で先着と好ムード。文句なしの状態で古馬斬りに挑む。

 連覇を狙うエイティーンガールは、昨年と同様のローテで参戦。今年は13着と大敗したが、休み明けは走らないタイプで、元来が叩き良化型。酌量の余地がある。見限るのは早計だろう。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス