【競輪】小倉竜二が前橋記念初V S班清水を差して8回目のG3制覇「清水君さまさま」
「三山王冠争奪戦・G3」(23日、前橋)
小倉竜二(45)=徳島・77期・S1=が直線で鋭く差して前橋記念初Vを飾った。G3優勝は17年9月向日町以来8回目。清水裕友(山口)のカマシにぴったり追走して今場所3回目の差し切りを決めた。2着には逃げ残った清水、3着には切り替えた阿部力也(宮城)が入った。
ベテラン小倉が自慢のハンドル投げを発揮して4年ぶりのG3優勝を決めた。
レースは2次予選、準決に続いて清水マーク。残り2周半から渡辺、脇本、竹内が順番に仕掛け合う激しい展開。清水が最終ホーム7番手からロングスパートで前団をのみ込むと、小倉はピタリと追走して、得意のハンドル投げできっちり差し切った。「恵まれました。2次予選からS班の清水君と一緒。清水君さまさまです」とニッコリ。
G3優勝の次は06年競輪祭以来となるG1優勝が目標だ。「中四国にはゴールデンコンビ(松浦悠士、清水)がいる。もう一度、G1を獲れる可能性は少しあるかな。いや近々獲りますよ」とV宣言。来月の高松宮記念杯(岸和田)でも目が離せない存在になりそうだ。