【ヴィクトリアM】最年長6歳サウンドキアラ復調気配 安達師「いい状態」
「ヴィクトリアマイル・G1」(16日、東京)
2020年2着のサウンドキアラが悲願のG1獲りに挑む。あれから1年。その後は10・10・4・6着と波に乗れていないが、前走の高松宮記念では重馬場で大外を回しながらも0秒4差の6着と、復調気配が感じられた。
中間の調整は順調。栗東坂路での最終追い切りも軽快に駆け上がっていた。安達師は「追い切りでも気持ち良く走ることができていたし、変わりなくいい状態です。体も昨年と同じぐらいで出走させることができそう」と手応えをつかんでいた。
14日、枠番は6枠12番に確定。20年、力の差を見せつけられたアーモンドアイが戴冠した枠だ。「偶数の真ん中が欲しいと思っていました。内のグランアレグリア、外のレシステンシアの様子もうかがいながら競馬ができる」と納得の様子だった。
出走メンバーでは唯一の最年長6歳馬。世代交代が進む中、タイトルを手中にするチャンスは残り少なくなった。今回で3年連続の参戦となる。「使いながら復調してくれました。相手は強いですが、自分のリズムを守ってどこまでやれるか」と指揮官は、三度目の正直へ期待を寄せた。