【桜花賞】尾形氏絶賛!ソダシは文句なしの勝利 サトノレイナスも五分の実力見せた

 「桜花賞・G1」(11日、阪神)

 白毛馬初のクラシック制覇をコースレコードで達成したソダシ。無敗の桜の女王は、競馬の歴史に深くその名を刻んだ。デイリースポーツコラム「G1レクチャー」でおなじみの尾形充弘元調教師も「文句なしの勝利」と絶賛。阪神JFのリベンジをかけて挑んだサトノレイナスはまたも2着に終わり、1番人気に応えることができなかった。

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 ソダシはパドックから落ち着いていて、きょうはゲート入りもスムーズでした。好位から堂々と抜け出す王道を行くようなレース内容。高速馬場ですからレコードは出ると思っていましたが、文句なしの勝利ですね。私も世界各地のセリに行きましたが、海外でもこんな白毛馬はめったにお目にかかれません。本物のスター誕生と言っていいでしょう。

 ただ、2着サトノレイナスも力のあるところを見せました。出遅れて後方からの競馬になりましたが、ルメール騎手は直線勝負に徹してジッと我慢。4角でも外を回さず馬群を割って外へ持ち出し、首差まで迫りました。上がり3Fは32秒9。もう1完歩あれば、かわしていたと思います。やはり末脚は切れますね。枠順や展開のアヤはありましたが、実力的にはソダシと五分の評価。陣営もオークスこそはと意を強くしたはず。ゲートの課題を克服して、逆転を目指してほしいです。

 メイケイエールは立ち上がるようにゲートを出たあと、抑えが利かなくなってしまいました。400メートル手前あたりでソングラインを外にはじいて先頭に立ちましたが、暴走気味の走りで直線では早々とスタミナを消耗して18着。気性が難しいタイプとはいえ、最悪に近いレースになってしまったのは残念でした。(元JRA調教師)

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