【チューリップ賞】メイケイエールとエリザベスタワーが同着V 武豊は35年連続JRA重賞制覇
「チューリップ賞・G2」(6日、阪神)
1番人気のメイケイエール(牝3歳、栗東・武英)と、3番人気のエリザベスタワー(牝3歳、栗東・高野)が、ゴール前の激しいたたき合いの末、1着同着となった。勝ち時計は1分33秒8。
メイケイエールに騎乗し、35年連続JRA重賞制覇を決めた武豊は「勝つには勝ちましたけど、正直、いい勝ち方ではなかったですね。次に向けてさらに課題が大きくなった」と勝利にも厳しい表情だった。折り合いを欠き、途中からハナに立つ形になりながらも最後は驚異の粘りには、「その辺は地力だと思いますが、すっきりと勝ちたかったですね。実力はある馬。難しいところはありますが、課題が修正できれば」と必死に前を向いた。
初コンビのエリザベスタワーを重賞初Vに導いた川田も「雰囲気は良かったのですが、追いだすと外に流れながらになりましたね。ゴールに入ったときも全然分かりませんでした」と大接戦の攻防を振り返る。「素質の高い馬ですが、コントロールが難しいので精神面がより成長してくれればというところが大きいです。いい時間を過ごしてくれれば」と、本番に向けてさらなる進化を期待した。
3着に4番人気のストゥーティが入り、以上の上位3頭に桜花賞(4月11日・阪神)の優先出走権が与えられた。