蛯名、万感 ラストデー2勝!引退セレモニーでは涙「楽しく頑張った騎手人生」

 調教師に転身する蛯名正義騎手(51)=美浦・フリー=は、ラストデーに2勝を挙げる活躍。レース後のセレモニーでは涙で感謝を述べた。また、28日をもって角居勝彦調教師(56)=栗東=ら8人の調教師が引退、勇退した。

 目には光るものがあった。中山12R終了にウイナーズサークルで行われた引退セレモニー。JRA公式YouTubeチャンネルでもライブ配信され、蛯名は「ファンの皆さまの応援で励まされ、勇気づけられ、楽しく頑張ってこられた騎手人生だったと思います」と観客のいないスタンドへ向かって語った。

 騎手ラストデーは7鞍に騎乗。5Rでシルバースピリット、10Rでスマートアルタイルを勝利に導き、ゴーフォザサミットで臨んだ11R中山記念4着が最後となった。レース後は観客がいるつもりで一礼をして引き揚げてきた。

 阪神で騎乗していた同期の武豊からメッセージ動画で、「(今後は)蛯名厩舎の馬で凱旋門賞を勝ちたい」とエールが送られ、騎手仲間からも胴上げされた。「あすから調教師として出発します。これからはファンの皆さんに愛される馬を育てていきたい。本当にありがとうございました」と力強く締めくくった。

 JRA通算は歴代4位の2541勝(うちG1・26勝を含む重賞129勝)。エルコンドルパサーで海外G1を制し、同馬とナカヤマフェスタで2度、凱旋門賞2着に入るなど、国内外で活躍した名手が、34年間の騎手生活にピリオドを打った。

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