【東京新聞杯展望】本格化迎えたヴァンドギャルドが主役

 「東京新聞杯・G3」(2月7日、東京)

 中心は昨年のマイルCSで6着に善戦したヴァンドギャルド。トップマイラーが集った中、4角11番手からジリジリ差を詰め、勝ち馬グランアレグリアから0秒5差なら悪くない。デビュー時から期待されていた素質馬が、心身ともに成長して本格化。重賞初制覇を達成した富士Sと同じ舞台で、始動戦Vを決める。

 8勝全てを東京で挙げる府中巧者ダイワキャグニー。前走の日経新春杯は12着と大敗したが、直線の失速ぶりを見ると、距離が長かった印象だ。昨年のエプソムCで重賞初制覇。その後去勢し、毎日王冠2着、天皇賞・秋6着と、一線級相手に好戦してきた。去勢効果でさらなる進化を遂げたベテランが“自分の庭”で反撃へ。

 日経新春杯は9着に敗れたヴェロックス。巻き返しに向けた1週前追い切りは、栗東坂路で4F56秒5-12秒5を計時し、疲れはなく元気いっぱいだ。誰もが重賞級と認める実力馬。デビュー以来、初となるマイル戦を起爆材として、ここで完全復活を果たす。

 昨年の関屋記念V後は消化不良の内容が続くサトノアーサー。直線の長い左回りで重賞2勝をマークしており、一変のシーンがあってもおかしくない。

 脚質に自在性が出たエントシャイデンにも警戒が必要だ。昨年の2着馬シャドウディーヴァは東京の重賞に良績があり、牡馬相手でも引けは取らない。

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