【桜花賞展望】2歳女王レシステンシアが復権目指す

 「桜花賞・G1」(12日、阪神)

 2歳女王レシステンシアが中心だ。昨年はデビューから土つかずの3連勝で阪神JFを制覇。ウオッカが06年に記録した2歳コースレコードを0秒4上回る、1分32秒7を計時した。前哨戦のチューリップ賞では3着に敗れたが、前半3Fを33秒7で逃げた阪神JFとは違い、今回は同35秒1。切れ味勝負となっては分が悪かった。「ここ2走を見てみると、後ろに脚を使わせながら、というのがいい」と松下師。自分の形に持ち込めば、おのずと桜冠が見えてくる。

 そのチューリップ賞で女王を破ったのがマルターズディオサだ。レース後はそのまま栗東に滞在。13年チューリップ賞3着↓桜花賞Vのアユサンと同じ、手塚師お得意のパターンで本番に臨む。指揮官は「思い通りの追い切りができました」と満足そう。再び2歳女王を打ちのめすか。

 出世レースのシンザン記念を制したサンクテュエールも侮れない。前走からぶっつけで挑むが、藤沢和師は「順調だよ。体も戻ってふっくらして良くなっているよ」と状態に太鼓判。過去10年、シンザン記念3着以内は本番で〈4・0・0・1〉という心強いデータも後押しする。

 デアリングタクトも注目の存在だ。時計のかかる馬場で行われたエルフィンSでマークした1分33秒6は出色で、のちにフィリーズRを制すエーポスらを相手に完勝した。中間も順調そのもの。重賞初挑戦がG1だが、十分に通用する素材だ。

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