【日経賞】ミッキースワロー重賞3勝目!直線で他馬の進路カットも…

 「日経賞・G2」(28日、中山)

 1番人気ミッキースワローが快勝し、重賞3勝目。天皇賞・春(5月3日・京都)へ大きな弾みをつけた。2着は追い込んだ2番人気モズベッロ、9番人気スティッフェリオが3着に入った。

 6歳になってもまだまだ進化を続けるミッキースワローが、見事な切れ味を発揮した。道中は後方5番手で待機。2周目の3~4コーナーから一気にギアを上げ、馬場の外めを通ってさらに加速する。先に抜け出したスティッフェリオを残り50メートルでかわすと、後続に1馬身1/4差をつけてフィニッシュ。これまでの4勝は2000~2200メートルで挙げたもの。2500メートルの距離を克服したことで、今後の選択肢も広がった。

 横山典は「前走は故障した馬のあおりを受けたからね。思い通りにいって良かった」とホッとした表情を浮かべたが、最後の直線で外斜行してモズベッロの進路を妨害したため騎乗停止の制裁を受けた。「1頭になるとふらふらしたり、一生懸命走らずヒヤヒヤした」と課題を挙げることも忘れなかった。

 菊沢師は「前回はアクシデントがあったが、きょうの直線は意地を見せてくれた」と満足そうに振り返った。5回目のG1挑戦まで約1カ月。準備万端で淀の晴れ舞台へ向かいたい。

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