【ホープフルS】池添 オーソリティと戴冠だ かつての相棒オルフェーヴル産駒
「ホープフルS・G1」(28日、中山)
かつての相棒の息子と大一番へ-。池添謙一騎手(40)=栗東・フリー=がコンビを組むのは、自身の手綱でG1・6勝を挙げた名馬オルフェーヴル産駒のオーソリティ。デビューから2戦2勝の素質馬とともに、2歳王者の座を狙う。なお26日に、ホープフルSを含む28日の特別競走9レースの枠順が確定。27日に全国の競馬場、ウインズ(一部を除く)で前日発売が行われる。
かつての相棒の息子と挑む大舞台。池添がクラシック三冠をともに戦い、G1・6勝を挙げたオルフェーヴルの産駒で頂点を狙う。コンビを組むオーソリティは2戦2勝。前走は父が2着に敗れた芙蓉Sを後続に2馬身半差をつけて快勝した。
「レースで鳴いたりする幼さはありますが、オルフェもそういうところがありましたからね」と若い頃の父とイメージをだぶらせる。ヤンチャな部分を感じ取っているものの、「レースで走ればいい競馬をしてくれる馬ですからね」と素質の高さを買っている。
追い切りには2週続けて騎乗。今週は美浦Wで3頭併せを行い、古馬2頭を圧倒し、1馬身先着する軽快な動きを見せた。「いい感じで反応してくれました。先週よりも良かったですね」と感触を伝える。状態は追うごとに上向いている。
同騎手のオルフェーヴル産駒でのG1参戦は、18年NHKマイルCのロックディスタウン(18着)以来2度目。今回はデビューから手綱を取っているパートナーだけに自然と力が入っている。父の背中を最も知る男が、無傷3連勝でスターダムへと導く。