【秋華賞】パッシングスルーみなぎる闘志 脚取りしっかり

 「秋華賞・G1」(13日、京都)

 紫苑S組のパッシングスルーが好ムードを見せた。

 関東馬のパッシングスルーは9日、滞在先の栗東坂路で熱のこもったリハーサルを展開。坂口厩舎のデンコウハピネス(3歳1勝クラス)と併せ馬を行った。前半は闘志がかなり表に出ていたが、何とかなだめて駆け上がり、馬体を並べたままでフィニッシュ。4F54秒5-39秒3-13秒1。ビッシリと追われ、十分に負荷をかけた。

 黒岩師は「重い馬場の中、しっかりとした脚取りでしたし、息遣いも良かったです。早め(3日)に栗東に入って、追い切りも攻め込むことができました」と状態の良さを確認。「難しいレースになると思いますが、自分で動くこともできますからね。その点は強みでしょう」。2連勝で紫苑Sを制覇。勢いをキープして、戴冠を目指す。

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