【スプリンターズS展望】ダノンスマッシュが頂点目指す
「スプリンターズS・G1」(29日、中山)
秋のG1シリーズ開幕を飾る電撃6F戦。キーンランドCで重賞3勝目を決めたダノンスマッシュが主役を張る。1番人気の支持を受けた高松宮記念は4着に敗れたものの、すぐさま軌道修正に成功。父ロードカナロアに続く父子Vへ、安田隆師は「(父に)すごく似てきました。カナロアもここから世界へ羽ばたきましたからね」とスプリント界の頂点獲りを見据えている。
逆転候補はセントウルSでコースレコードVを果たし、サマースプリントシリーズを制したタワーオブロンドンだ。スプリント路線に転向してから3、2、1着。2走前のキーンランドCではダノンスマッシュに先着を許したが、藤沢和師は「短い距離をこなしながら、短距離の競馬が分かってきた」とリベンジを狙う。
高松宮記念の覇者ミスターメロディは、久々のセントウルS(8着)を使っての変わり身がありそう。北九州記念2着の3歳牝馬ディアンドルも楽しみな一頭だ。