【ラジオNIKKEI賞】ディキシーナイト堂々一番時計 手応え十分!坂路50秒9

 「ラジオNIKKEI賞・G3」(30日、福島)

 重賞初制覇を目指すディキシーナイトが26日、美浦坂路で古馬に堂々先着。水曜の一番時計をマークして出来の良さを伝えた。秋への飛躍につなげるためにも、ここで結果を出したいところだ。

 ディキシーナイトは石橋脩を背に美浦坂路へ。パートナーのサトノキングダム(6歳3勝クラス)を見ながら軽快なピッチで駆け上がり、最後は2馬身差をつけてフィニッシュ。水曜の美浦坂路で一番時計となる4F50秒9-37秒2-12秒8を堂々とたたき出してみせた。感触を確かめた鞍上は「(改修工事のため)Wコースが使えないので、いつもより負荷がかけられない。それでそれなりのタイムを出そうと思っていたが、決してやり過ぎた感じではなかった。上がってからの息の入りも良かったです」と納得の表情で話した。

 スタンドからモニターを確認した国枝師も満足そう。「動きはいいんじゃないかな。馬がしっかりしてきたと思うし、若いから伸びしろも大きい。心肺機能も高いので、千八の距離もいいんじゃないか」と手応え十分。スプリングSで3着に好走後、NHKマイルCに照準を合わせたが、軽い骨膜炎のため自重。短期放牧で立て直し、6月に入ってから時計を出し始めて着実に調子を上げてきた。

 不安材料は週末の天候が下り坂であること。道悪の経験はないが、できれば良馬場に越したことはない。「まあ開幕週だし、福島の馬場も以前よりは良くなっているから大丈夫だろう」とトレーナー。トップハンデのランスオブプラーナに次ぐ56キロの斤量を背負うことになった点も、石橋脩は「それだけ実力を見込まれたということでしょう。その実力を信じて乗りたい」と力強く言い切った。

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