【マイラーズC展望】ダノンプレミアムが重賞連勝狙う
「マイラーズC・G2」(21日、京都)
金鯱賞で復活Vを遂げたダノンプレミアムが中心だ。9カ月半のブランクも何のその。G1馬5頭が顔をそろえたハイレベルのG2を完勝し、潜在能力の高さを再認識させた。レース後、陣営は春のターゲットを安田記念に設定。ここはそのステップレースとなる。猿橋助手は「不安なく調教をやれているのはいいですし、一回使って気も入っています。マイルも問題ないと思っています」と自信の表情。輝きを取り戻した一昨年の2歳王者が、重賞連勝で勢いをさらに加速させる。
一方、昨年の安田記念馬モズアスコットは4カ月半の休み明け。仕上がりが鍵を握るが、矢作師は「1週前はいい動きだった。ただ、どうしても休み明けは太めが残る。叩きつつのタイプだけに…」と慎重な口ぶり。当週の気配は要チェックだ。
破竹の3連勝で東京新聞杯を制したインディチャンプにも目が離せない。素質馬がようやく本格化。今の勢いならG2でも好戦可能だ。他にも、芝に戻って復権を狙うケイアイノーテックに、中内田厩舎2頭使いの一角パクスアメリカーナも虎視たんたん。