藤井勘一郎「感謝」史上2人目のJRA“逆輸入”ジョッキー誕生

 JRA競馬学校第35期生卒業式が12日、行われた。

 史上2人目のJRA“逆輸入”ジョッキーが誕生した。オーストラリアを主戦場にしてきた藤井勘一郎だ。

 「長かったな、というのと、自分にチャンスを与えてくださったJRAの方々、家族やサポートしてくれた関係者に感謝したい」。6度目の受験で横山賀一・元騎手以来、2例目となる海外デビューの日本人騎手に届いた吉報。栗東トレセンで合格を確認すると、満面の笑みを浮かべた。

 中学3年の時にJRAのジョッキーを志したが、体重が落ちずに受験を断念。オーストラリアで騎手となり、その後は海外や地方競馬で腕を磨いてきた。韓国では16年コリアCをクリソライトで、18年コリアスプリントをモーニンで勝利。JRA所属馬で結果を残している。「JRAに入ることが一つの目標でしたが、そこがゴールではない。自分をアピールしていきたい」と決意を新たにした。

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