【共同通信杯】今週もルメールだ 藤沢和厩舎2頭で狙う重賞ジャック

 「共同通信杯・G3」(10日、東京)

 昨年はJRA215勝を挙げて、05年に武豊が記録した212勝を更新する年間最多勝の新記録を樹立したクリストフ・ルメール騎手(39)=栗東・フリー。先週も5勝を挙げて、現在16勝と好調だ。今週は土日とも東京で騎乗。デイリー杯クイーンCのミリオンドリームズ、共同通信杯のフォッサマグナで重賞ジャックを狙う。

 今年の開幕週こそ休んだルメールだが、その後は順調に勝ち星を積み重ね、先週も5勝を挙げ、現在16勝とリーディング争いに加わってきた。

 昨年は年間最多勝の新記録となるJRA215勝をマーク。「今年も昨年以上の新記録を狙いたいね。無理かもしれないけど」と笑いながら話したが、取り巻く周囲の期待が、自然と気持ちを奮い立たせている。3月末にはアーモンドアイとのコンビでドバイターフに参戦。「日本の馬で世界の大きなレースを獲りたい」と話すのもその表れだ。

 今週は東京で騎乗。土曜メインのデイリー杯クイーンCにはミリオンドリームズ、日曜メインの共同通信杯にはフォッサマグナと、藤沢和厩舎の2頭で挑む。特に共同通信杯には昨年の2歳王者に輝いたアドマイヤマーズ、京都2歳Sの覇者・クラージュゲリエらが名を連ねるが「フォッサマグナも能力は高い。とても乗りやすくてセンスもある。すごくいいメンバーだけど頑張りたい」と気合十分。キャリアは浅いが、簡単に引き下がるつもりはない。勝利へエスコートして、白星ラッシュに加える。

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