【AJCC展望】菊花賞馬フィエールマン負けられない一戦
昨年の菊花賞馬フィエールマンが始動する。3カ月の間隔をあけて激走の疲れを癒やし、態勢を整えてきた。手塚師は「菊花賞時の状態と比べると良化の余地を残すが、それでも(2走前の)ラジオNIKKEI賞の出来にはある」と説明する。キャリア4戦目でクラシック戴冠を果たした天才ランナーとして、恥ずかしいレースはできない。
同じ明け4歳馬のジェネラーレウーノも、菊花賞(9着)以来の実戦となる。10日の美浦Wで6F80秒8-37秒8-13秒6と絶好の動きを披露し、「負荷を掛けて十分なケイコをできた」と矢野師。京成杯、セントライト記念と中山重賞V2。巧者ぶりを発揮する。
前年覇者ダンビュライトは、チャレンジC4着から臨む。3、3、1、3着と中山コースは馬券圏外なし。相性いい舞台で1年ぶりの勝利を目指す。有馬記念7着からの巻き返しを期すサクラアンプルール、中日新聞杯2着のショウナンバッハも差はない。