【日経新春杯】メイショウテッコン充実一途 高橋忠師「まだまだ成長余地ある」

 「日経新春杯・G2」(13日、京都)

 メイショウテッコンが重賞2勝目に向けて虎視たんたんだ。同世代のパクスアメリカーナが京都金杯を制するなど、存在感を示す明け4歳馬。昨年のラジオNIKKEI賞ではのちの菊花賞馬フィエールマンを半馬身差振り切り重賞初制覇。続く神戸新聞杯3着に入り、挑んだ前走の菊花賞は14着と大敗。それでも高橋忠師は「ここを使ってから馬が大きくなって成長した」と今後を楽しみにする。

 3日の1週前追い切りは栗東CWを単走。6F84秒7-37秒7-12秒1の時計をマークした。「重賞ですし、格好悪い形でもっていくわけにはいかない」と“馬ファースト”の指揮官は、調整の進み具合次第では京都記念(2月10日・京都)へ向かうプランも検討していたが、仕上がりを見て出走へゴーサインを出した。

 「能力だけで走っていたが、体がどっしりして厚みが出てきた。まだまだ成長の余地はある」とトレーナーは充実著しい姿を高く評価する。

 昨年はファインニードルで高松宮記念を制し、開業8年目で見事にG1トレーナーの仲間入りを果たした。まずはテッコンで今年の門出を祝うつもりだ。

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