【ホープフルS展望】良血サートゥルナーリアが無傷3連勝での戴冠狙う

 「ホープフルS・G1」(28日、中山)

 母は日米オークスを制したシーザリオ。エピファネイア、リオンディーズといったG1馬を兄に持つ超良血サートゥルナーリアが、無傷3連勝での戴冠を目指す。6月の新馬戦(阪神)、前走の萩S(京都)とも余力十分の走りで完勝。見映えのいい黒鹿毛の馬体、雄大なフットワークと大物感がたっぷりで、距離が二千に延びるのはむしろ好材料だろう。来春へ向けて、ここも通過点になりそうなムードだ。

 札幌2歳S-東スポ杯2歳Sと重賞を連勝中のニシノデイジーが待ったをかける。好メンバーがそろった前走は、ゴール前の混戦を断ち切る勝負強さを発揮。もつれる展開になれば逆転のシーンも十分。紫菊賞を制したアドマイヤジャスタも素質は高い。まだ粗削りな面が残っているものの、はまれば一発の魅力を秘める。

 東スポ杯2歳Sでニシノデイジーとタイム差なしの接戦を演じたヴァンドギャルドも、切れ味はなかなかのものだ。ミッキーブラックは今回と同条件の芙蓉Sの勝ち馬。前走の京都2歳Sは、やや不本意な結果だったが巻き返しは十分ありえる。京都2歳S2着のブレイキングドーン、黄菊賞を勝って勢いに乗るコスモカレンドゥラも上位争いに加わる。

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