パヴェル 実力発揮は難しい ジャパンCに続いてチャンピオンズCも外国馬苦戦?

 「魁!海外馬券塾」(28日)

 ジャパンCに出走した外国馬2頭はサンダリングブルーが10着、カプリが11着という結果に。よどみなく流れてロングスパートが求められる競馬は欧州馬に向いた展開のはずだったが、2分20秒6の驚異的な勝ち時計は対応できる限界を超えていたか。

 芝では日本馬がスピードの違いを見せつけるが、ダートの国際競走ではその逆が起こる。チャンピオンズCに出走する米国馬パヴェルは、今年のドバイワールドC・UAE・G1で4着。2番手につけて粘り込んだ内容は着順以上に価値がある。

 ただ、馬場の違いが芝以上に影響するのがダートだ。パヴェルの本拠地カリフォルニア州は粘土質の硬い馬場が特徴で、砂地の日本のダートとは大きく異なる。普段のレースで使っている“ラシックス”(鼻出血の予防に効果があるとされる利尿剤)も鼻孔を広げる“シール”も使えない。とても普段の力を発揮できる条件ではないと予想している。

 チャンピオンズCこそ先週のジャパンCのように、ハイペースから道中も緩まずに流れて、それでも余力のある馬が上位を争う競馬になってほしい。激しいサバイバル戦こそが、世界に通じるダート馬を育てる舞台になる。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)

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