【高松宮記念】ファインニードル鋭い末脚でぶっ差し戴冠 完全本格化!海外挑戦へ!

 「高松宮記念・G1」(25日、中京)

 春のスプリント王決定戦を制したのは、2番人気ファインニードル。シルクロードSからの連勝でG1初制覇を決めた。17日に勝負服を“ゴドルフィンブルー”に変え、馬主登録名も変更したゴドルフィン、高橋義忠調教師=栗東=ともにJRA・G1初制覇。2着は国内スプリントG1で3戦連続銀メダルのレッツゴードンキ。3着に伏兵ナックビーナスが奮闘し、1番人気レッドファルクスは8着に敗れた。

 本格的な春到来を思わせる澄み切った青空の下、ゴドルフィンブルーの勝負服が躍動した。豪腕・川田の激しいムチに応え、馬場の中央をファインニードルが鋭い末脚を繰り出す。すぐ内で必死に粘るレッツゴードンキを鼻差かわしたところが、ちょうどゴールライン。デッドヒートを制して、新スプリント王の称号を手にした。

 「先週からゴドルフィン名義になり、初めてのG1ですから、勝てて本当にうれしいです。最後は、出てくれっ、出てくれっ、と思って追っていました」と鞍上は激闘を振り返る。写真判定が出るまで時間がかかったため、ウイニングランを断念。地下馬道をくぐった先で、ようやく勝利を知らされると、「やったな」と小さく歓喜の声を上げて、馬の首筋をそっとなでた。

 前走のシルクロードSで示した強さは本物だった。「心配だった左回りも全く問題なかった」。5歳春を迎え、完全に本格化。「成長力が伴い、G1に手が届きましたね」と進化を遂げたパートナーをたたえる。

 これでG1・11勝目となった川田だが、1200メートルのG1は初V。過去には苦い思い出もある。ダッシャーゴーゴーに騎乗して、10年スプリンターズS2→4着、11年高松宮記念4→11着と、ともに降着処分に。現在ゴーゴーがいる滋賀県の水口乗馬センターに行き、その背にまたがった時、こう感じたという。「今の自分だったら、と思いますね」。あれから7年、今やダービージョッキーになり、届かなかったスプリントG1の勝利もついに手中にした。

 開業8年目で初G1制覇を飾った高橋忠師は「一瞬沈むかと思ったところで、ひと踏ん張りしてくれた。去年の秋以降、力をつけている。全然馬が変わりました」とひと皮むけた姿に目を細める。次走は未定だが、チェアマンズスプリントプライズ・香港G1(4月29日・シャティン)や、ジュライC・英G1(7月14日・ニューマーケット)など世界挑戦も視野に入る。G1奪取で自信をつけた新スプリント王は、さらなる高みを目指していく。

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