【中山金杯】デニムアンドルビー中間も好気配 明け8歳でもまだまだ輝きは失わず

 「中山金杯・G3」(1月6日、中山)

 一歩でも前へ。勝ちたい、という意志は、十分過ぎるほど伝わってきた。前走のチャレンジC。デニムアンドルビーは、先に抜け出していたサトノクロニクルを懸命に追い詰めようとしていた。惜しくも首差及ばなかったが、復活を強く印象付ける2着となった。

 2年前の宝塚記念2着後、毎日王冠に向けて調整中に右前屈けん炎を発症。長期の休養を余儀なくされた。それでも、16年暮れの金鯱賞で戦列に復帰し、キャリアを重ね、首位争いを演じる立ち位置まで、戻ってきた。

 「前走は久しぶりにいい競馬をしてくれて、改めて衰えていない、というところを見せてくれましたね」。時間は要したが、手応えをつかめたと辻野助手は話す。

 この中間も順調に調整。24日にCWで6F84秒6を計時すると28日にも同じくCWで併走先着。「安定した体調で競馬に向かえると思います」と辻野助手は期待を込めた。好気配を保って中山金杯に挑むことができそうだ。

 明けて8歳となるデニムだが、まだまだ輝きは失っていない。

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