【競輪】千葉競輪が改修前のラスト開催、2020年秋にリニューアル

あいさつをする日本競輪選手会千葉支部長の中村浩士
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 「東出剛メモリアルカップ」(17日・千葉競輪)

 1949年9月16日に開設された千葉競輪が17日、「東出剛メモリアルカップ」最終日で500バンクの歴史に幕を閉じた。S級決勝は地元の海老根恵太(40)=千葉・86期・S1=が優勝。新しい千葉競輪は周長250メートルの屋内バンクとしてリニューアルされ、2020年秋に再開される予定になっている。

 約68年の歴史を積み重ねてきた千葉500バンクの最終戦を、海老根が優勝で締めくくった。2着に成清貴之、3着に三上佳孝が入り千葉勢で上位独占。「ラインのおかげです。前場所の競輪祭を欠場して調子は良くなかったけど、前後の選手のおかげで優勝できました」と海老根は喜びを語った。

 全レース終了後に行われた式典では、中村浩士・日本競輪選手会千葉支部長があいさつ。2015年1月に一度は廃止の方針が出されたが、施設の改修などで事業継続へこぎつけた。「廃止の話が出たときは胸が苦しかった。選手、関係者一同で頑張って存続へつながった。その勢いで新しい未来へ向けて走っていきたい」と目に涙を浮かべながら熱い思いでファンに語りかけた。

 年明けにもバンク、スタンドなど既存施設の解体が始まり、跡地には多目的スポーツ施設(国際規格の自転車競技トラック・250メートルの屋内木製バンク)、新体育館が建設される予定。2020年秋をめどに、250メートルバンクでの競輪開催を目指す。

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