3年目・鮫島克駿 新潟で迎える“実りの秋”

 新潟で実りの秋だ。18日に21歳の誕生日を迎えた、デビュー3年目の鮫島克駿騎手=栗東・浅見=。「競馬学校卒業から3年が過ぎて、早いなと感じますね。それだけ充実しているのかなと思います」と笑顔を浮かべ、自身の節目を冷静に表現する。

 今夏は初めて函館へ。「滞在で馬から学ぶことも多く、関東のジョッキーとも会えた。こういった経験を夏以降に生かしていければ、と思って乗っています」。夏の小倉ではブービー人気の馬で勝利を挙げ(9月3日10R=11頭立て10番人気カネコメオスター)、波乱を演出した。先週の信越Sでは、9番人気のコウエイタケルに騎乗して2着。夏の成果は、着実に結果として表れつつある。

 JRA全10場のうち、勝率、連対率トップを誇るのが新潟だ。先週も、前述した信越Sを含めて新潟で2勝を挙げ、積み上げた勝ち鞍は93。そろそろ大台も見えてきた。「昨年と同じくらいのペースなので、もう少しペースアップしたい」。バースデーウイークを迎えた若武者が今週も、越後の地で存在感を発揮する。(デイリースポーツ・向 亮祐)

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