【毎日王冠】マカヒキ「いい時に戻った」 ダイナミックな動きにダービー馬の貫禄

 「毎日王冠・G2」(8日、東京)

 世代の頂点を極めた時の躍動感を取り戻した。今春は京都記念3着、大阪杯4着と末脚不発に終わったマカヒキだが、立て直したことが功を奏し大幅に良化してきた。最終リハは4日、栗東CWで、5F67秒9-38秒8-12秒5と単走馬なりに終始したが、たくましい馬体から繰り出されるダイナミックなフォームには、ダービー馬らしい貫禄が漂っていた。

 動きを見守った友道師は「先週までにしっかりやってきたし、態勢は整っているのでそんなにやらなかったけど、スムーズでいい動きだったね」と満足そうにうなずいた。「春は毛ヅヤが良くなくて重たい感じだった。体つきも動きも、いい時のマカヒキに戻った」とはっきりと復調ぶりを口にした。

 「春はフランス遠征のダメージが尾を引いていたとしか考えられない。1800メートルから2000メートルはベストの距離だと思うし、頭数が少ないから競馬もしやすいと思う」と勝機をにらむ。ダービー馬復活へ。喝采を浴びた府中で、威厳と自信を取り戻してみせる。

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