「ヤングダービー・プレミアムＧ１」（２１日、蒲郡）

　３日目７Ｒで、羽野直也（２２）＝福岡・１１４期・Ａ１＝がインから押し切り、待望のＧ１水神祭を飾った。羽野のＧ１出場は６月住之江周年、７月浜名湖周年に続き３回目。この日の７Ｒが１５走目だった。

　レースは、１号艇でインから１Ｍをきっちり先マイ。道中はエース機を駆る遠藤エミ（滋賀）の猛追を受け、あわや逆転かという場面もあったが、最終の３周２Ｍをきっちり旋回し、１着ゴールを駆け抜けた。

　ピットに引き揚げた羽野は、喜びよりも反省ばかり。「遠藤さんが追ってきてたけど、冷静に行けたと思う。でも、もう少し緊張感を持って走りたいですね」とＧ１初勝利を振り返った。

　レース後は、同じ福岡支部の仲間に祝福されて、水神祭を敢行すると笑顔もこぼれた。「全体に足はいいし、乗り心地もしっかりしている。でも、今の（状態）で優勝を狙うには怪しい気がしたので、しっかりしていきたい」とＧ１初制覇を視野に入れて気を引き締め直していた。