仏有力馬2頭が惨敗…凱旋門賞2番人気にダイヤモンド浮上

「魁!海外馬券塾」(16日)

 凱旋門賞の有力候補2頭が15日にフランスのドーヴィル競馬場で出走し、いずれも敗れる波乱が起こった。

 古馬のG3・ゴントービロン賞に出走したのが昨年G1・3勝のアルマンゾルだ。この馬以外に重賞勝ち馬が2頭しかいない楽な相手とのレースだったが直線で全く反応を見せず5着に沈んだ。感染症の影響で春シーズンを全休し、10カ月ぶりの競馬だったことを考えると敗戦にも納得がいくが、凱旋門賞への見通しが厳しくなったのは間違いない。

 さらにショックな結果だったのは3歳馬のG2・ギヨームドルナーノ賞に出走した今年の仏ダービー馬ブラムトだ。アルマンゾルと違い順調に使われている馬だけに、まさか取りこぼしはないだろうとみていたが痛恨の大出遅れ。労せずしてブラムトに10馬身のアドバンテージを得た英国馬エミネントの鞍上R・ムーアがハイペースで逃げてそのまま押し切り、ブラムトは追い上げる脚にも迫力を欠き5着に敗れた。

 2頭の惨敗によって凱旋門賞の前売りオッズが大きく動き、サトノダイヤモンドがエネイブルに次ぐ2番人気に浮上した。まだまだドラマがありそうな今年の凱旋門賞戦線だ。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)

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