【南関東競馬】スアデラ6馬身差圧勝 絶好調男・本田重が重賞初V導いた

 「習志野きらっとスプリント・S3」(25日、船橋)

 3番人気の4歳牝馬スアデラが、2着以下に6馬身差の逃げ切り圧勝で初重賞V。管理する佐藤裕師にとっても待望の重賞初制覇となった。2着は2番手を追走したホッカイドウ所属で4番人気のタイセイバンデット。1番人気のブルドッグボスは中団から差を詰めたが3着に敗れた。

 待ちに待った瞬間だった。会心の勝利を決めて引き揚げてきたスアデラの馬上から本田重が「裕太さーん」と佐藤裕師の名前を叫ぶと、同師も「よっしゃー」と満面の笑みで応えた。14年10月に厩舎を開業してから何度もチャンスを逃していただけに「騎手時代から重賞制覇が夢だった」と42歳の若きトレーナーは声を弾ませた。

 文句なしの完勝劇だった。抜群のスタートで飛び出したスアデラはハナを切り、直線に入るとさらに加速して後続に何と6馬身の差をつけてのゴール。「ハナに行くつもりはなかったけど、手応え抜群で最後まで押し切れた。馬にも裕太さんにも、初重賞だったので本当に光栄です」と本田重は笑顔。12日にはヒガシウィルウィンでジャパンダートダービーを制し、23日には通算400勝を達成するなど絶好調だが「周囲の方々の支えのお陰です」と控えめに喜びを語った。

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