【南関東競馬】アンジユデジール重賞初V ホクトベガメモリアルで主戦ノリが笑った

 「スパーキングレディーカップ・Jpn3」(6日、川崎)

 2番人気の3歳馬アンジュデジールが、好位追走から直線で内を突いて抜け出し重賞初制覇。2着に4番人気のララベルが粘り、3着は5番人気のタイニーダンサー。断然の1番人気に支持されたホワイトフーガは伸びを欠いて4着に敗れた。

 横山典が3歳牝馬アンジュデジールを見事にエスコートした。好スタートから道中は3、4番手の内ラチ沿いを進み、3角過ぎでホワイトフーガがまくり気味に上がっていっても、焦らずに追い出しをひと呼吸遅らせる。直線に入るとホワイトフーガとララベルが首位を争ったが、その2頭の内から末脚を伸ばして鮮やかに抜け出した。

 絶妙のコース取りで重賞初Vをアシストした鞍上は「4コーナーではまだ余力があって手応えも十分。前回のレース(関東オークス2着)を経験していたのも大きかったね」と笑顔で振り返る。このレースは“ホクトベガメモリアル”と銘打たれ、砂の女王の異名を取り、川崎では4戦4勝と無敵だったホクトベガの名を冠している。同馬の主戦を務めていただけに横山典は「川崎競馬場の粋な計らいで、命名されたときは感激した。そのレースを初めて勝てて本当にうれしい」と表情を崩していた。

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