【安田記念】悲願のG1初制覇 サトノアラジンが春のマイル王に
「安田記念・G1」(4日、東京)
6歳にして春到来、サトノアラジンがG1初制覇で春のマイル王に輝いた。
昨年同様、主導権を奪ったロゴタイプが懸命に逃げ込みを図ったが、外から末脚を伸ばした7番人気のサトノアラジンがゴール前で首差かわし、1分31秒5のタイムでV。6度目の挑戦にして、悲願のビッグタイトルを手にした。
川田将雅騎手は「きょうは馬場、枠順と条件もそろっていたし、ここぞと思って乗りました。スムーズに走ってくれていたし、直線までうまく末脚を温存することだけを考えて乗っていた。あまり前は考えていなかった。とにかくリズム良く走らせること、必ず伸びてくれると信じて追った」と汗を拭った。
1年前からコンビを組み、今回が7戦連続での騎乗。「2歳の時から期待の大きかった馬。時間はかかったけど、ようやくG1を勝つことができて良かった。頑張ってくれた馬をほめてあげたい」と笑みを浮かべた。
2着に連覇を狙った8番人気ロゴタイプ、さらに首差3着には2階級制覇を目指した3番人気のレッドファルクスが入った。1番人気イスラボニータは、抜群の手応えで直線に向いたが、全く進路をなくし、完全に脚を余す格好で見せ場すらなく8着に惨敗した。