【ヴィクトリアM】馬場適性問われた一戦 ルメールの巧腕もキラリ

 「ヴィクトリアマイル・G1」(14日、東京)

 今年は渋った馬場への適性を問われる一戦となった。レース史上、2番目に遅い1分33秒9の決着時計が物語るように、前日に降り続いた雨の影響があったのは間違いない。

 振り返れば前哨戦の阪神牝馬Sでも、当日の雨で馬場が悪化していた。そのレースの直線で、傷んだ馬場の内めを突いて2着に好走したのがアドマイヤリードだ。これまで6戦しているマイル戦の持ち時計は1分33秒9。くしくも今回の決着時計と同じだった。例年は1分31秒台が計時されるようなレースだったが、今年は高速決着にならなかったのが最大の好走要因だろう。

 もちろん、一瞬しか脚を使えないという勝ち馬の特性を理解し、その瞬発力を大一番で発揮させたルメールの手腕はたたえられるべきだ。全くロスのない直線の進路取りも見事だった。

 断然の人気を背負ったミッキークイーンは、本来の伸びを欠き7着に沈んだ。始動戦の阪神牝馬Sを快勝して道悪不問のイメージはあったが、休み明けでタフな競馬を好走した反動があったのかもしれない。

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