古川奈穂さん“JK”からジョッキーへ「夢の第一歩」 騎手課程36期生入学式

 JRA競馬学校・騎手課程36期生の入学式が4日、千葉県白井市の同校で行われ、女子で唯一の入学となった古川奈穂さん(16)、角田晃一調教師の長男・大和君(15)ら8人が、晴れの日を迎えた。

 今回、唯一の女子生徒となる古川奈穂さんは1度目の受験で見事合格。応募者130人の中から狭き門をくぐり抜けた。「騎手になるという夢の第一歩を踏み出せてうれしい。少し不安はあるけど、頑張りたいです」と笑顔をのぞかせた。

 一度は高校に進学したものの、「藤田菜七子騎手の活躍を知り“女性でもなれるんだ”と思いました」と中退して騎手の道を志した。初めて競馬を見て感激したのは小学6年生の時。12年の天皇賞・秋で、勝ったエイシンフラッシュとM・デムーロに心を奪われたという。「G1に乗せてもらえるような実力と信頼を持った騎手になりたい」と将来の目標を口にした。

 中学・高校では陸上の中距離走に励み、運動神経は折り紙付き。父の哲也さん(55)が「学校の中でも目立つ存在だったと思います」と話すように、快活な性格でもある。現在、競馬学校の在学生は男子のみだが、それでも「苦しい時も“騎手になりたい”という気持ちを思い出して頑張りたい」とJRA8人目の女性騎手候補は意欲満々だ。20年3月のデビューを目指し、いよいよスタートラインに立つ。

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