タバコ吸い殻原因でカシノエイシが出走取消 ニコチン摂取の懸念で

 25日の中山6Rで、カシノエイシ(牡4歳、美浦・二本柳)が珍しいアクシデントにより出走取消となった。

 24日午後4時頃、美浦トレーニングセンター(茨城県)の厩舎にある同馬の馬房の前でタバコの吸い殻を発見。その銘柄のタバコを吸っている厩舎スタッフがいなかったため、禁止薬物(ニコチン)を摂取した可能性を否定できないと判断し、調教師から出走取消の申し出があった。

 ニコチンは中枢神経を興奮させ、心拍数の増加や呼吸を促進するため、禁止薬物に指定されている。JRAではニコチン摂取で失格になった例はないが、16年12月の水沢競馬では、レース後の勝ち馬から検出され、3頭が失格になっている。

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