「モーターボート誕生祭・Ｇ２」（２２日、大村）

　１号艇の青木玄太（２９）＝滋賀・１００期・Ａ２＝がインから逃げてＧ２初優勝を果たした。優勝戦は風速９メートルの悪コンディション。安定板使用、さらには通常よりも１周少ない２周レースで実施されたが、しっかりと人気に応えた。

　レースはインからコンマ０５の好スタートを決めると、１周１Ｍは外からまくってきた浜野谷憲吾（東京）の攻撃を受け止めて先マイ。２Ｍも冷静に回って優勝を確定させた。

　自身初のＧ２優勝戦で、絶好枠からのレースだったが「緊張やプレッシャーはなかったし、レースに集中できた。（１Ｍで逃げたが）水面が悪かったので、こけないように、抜かれないようにとゴールまで集中していた。普段の優勝とは違って、今回は涙も出ました」と、表彰式では笑顔で振り返った。

　この優勝で賞金４００万円と、来年のＳＧ・ボートレースクラシック（１８年３月１６～２１日・浜名湖）の出場権を手に入れた。青木はまだＳＧ出場経験がないだけに「（ＳＧ出場権は）本当にうれしい。去年は全くダメだったので、年末からペラも違う調整などを試して、今節も感じが良かった。今後も内容を重視して、しっかり頑張ります」と今後の抱負を話した。